ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naって何?違いは?

こんにちは。
新宿三丁目フリーランス美容師の田中です。
今回は前回の記事にも書いていたラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naについて話していきます。
意外と普段使っているのシャンプー剤に配合されてますので是非、チェックしてみてくださいね。
ラウリル硫酸Naは陰イオン界面活性剤の1つです。
乳化剤や発泡剤、洗浄剤として、日用品では歯磨き粉、シャンプー、髭剃りクリーム、泡風呂、リキッドファンデーションなど、医薬品では薬・サプリメントのカプセルなど、工業用としてはガレージのフロア用洗剤、エンジンの油落とし洗剤、洗車用洗剤などの多く用途に使用されている合成化学物質である。
12個の炭素原子鎖が硫酸塩に結合した構造を持ち、洗剤に不可欠な両親媒性特性を有する
wikipedia参照
とあります。
(ラウレスりゅうさんナトリウム、sodium laureth sulfate, SLS)も陰イオン界面活性剤の1つ。
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムとも呼ばれます。
用途はシャンプー、歯磨き剤、起泡剤、業務用洗剤、脱脂剤等多岐にわたる。
wikipedia参照
つまりどちらもシャンプーに配合されている陰イオン界面活性剤の一つとなります。
んー、いまいちよくわからないので、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naを僕なりにもっとわかりやすく、どんな成分なのか説明します。。
目次
ラウリル硫酸Na
洗浄力が強い
ラウリル硫酸Naが配合されているシャンプー剤は主に洗浄力が強く、皮脂を取り除く効果が高いとされております。
これにより洗い上がりがスッキリと感じる方も多いかもしれませんが、敏感肌の方や乾燥肌の人が使用を続けていくと頭皮がかゆくなってしまったり(炎症を起こす場合も)、毛髪本来の油分も落としてしまいますので、髪のパサつきの原因となったり、髪本来のツヤ感を損ねる可能性があります。
特に秋、冬の空気が乾燥するシーズンはオススメできません。
刺激性がある
ラウリル硫酸は分子が非常に小さい構造になっており皮膚に浸透しやすいので乾燥肌や敏感肌の人はかゆみなどの刺激を感じることがあります。
ホルモンバランスが安定しづらい妊婦さんは敏感肌になりがちなので注意しないといけません!
肌荒れやフケ症を引き起こす
強い洗浄力を持つラウリル硫酸は皮脂を過剰に取り除きます。
そのため皮脂の持つ皮膚を外部のあらゆるダメージ(紫外線や花粉,PM2.5など)から守る機能を弱めますので、悪化していくと肌荒れやフケ症などを引き起こす可能性があります。
※補足
ラウリル硫酸Naは現在ではほとんどのシャンプー剤に配合されなくなりました。ですがラウレス硫酸Naに関しましてはまだまだ配合されているシャンプーもございますので是非、使用されているシャンプーの確認をされた方がよろしいです。
ラウレス硫酸Na
ラウレス硫酸Naはラウリル硫酸Naのひとつひとつの分子構造を大きくした物となります。
簡単にわかりやすく言うと、洗浄力をラウリルよりも洗い上がりをソフトにしたものと考えていただければ大丈夫です。
ですが、マイルドにしたと言っても、ラウリル硫酸Naよりもというだけで他の成分と比べるとやはり強い洗浄力を持ってます。
その為、ラウレス硫酸Naでも人によっては刺激を感じてしまったり、肌に合わない場合はもちろん使用を辞めた方がいいです。
ラウリルやラウレスと少しややこしいのですが、ラウリルはかなり刺激が強め、ラウレスはラウリルよりかは少しマイルドだけど、それでもしっかりとした洗い上がりってくらいで覚えておいてもいいかと思います。
また、最近のシャンプーにはほとんどラウリル硫酸Naの成分は配合されていないようです。
僕個人的な意見ですが、ラウリルが入っているシャンプーはそもそも論外と考えていて、ラウレス硫酸Naが入っているシャンプーは、毎日の使用は控えて週に2,3回くらいの方がいいかもしれません。
ラウレス硫酸Naは、しっかりと頭皮の汚れ、毛穴の脂のつまりをしっかり除去されたい方向けです。
オススメする人
頭皮がベタベタするなど油っぽい人
汗をかく仕事、外仕事などをされる方
ジムやスポーツをした後
オススメしない人
頭皮が乾燥気味、フケが出る
頭皮が炎症を起こしている
髪がミディアムヘアより長い方(髪が絡まりやすくなります)
カラー、パーマをしている方(カラーの退色、パーマの取れる原因となる為)
子供さん(小学生以下のお子様の使用は刺激があるので控えたほうがオススメ)
その他の日はアミノ酸配合のシャンプーを使用すれば、問題はないでしょう。
おまけ
また、カラーやパーマをされていらっしゃる方ですと、ノンシリコン系のシャンプーもできれば控えた方がよろしいです。
(バージン毛、カラーやパーマをされていない方だと大丈夫です)
シリコンにはいいシリコンと悪いシリコンがあります。
悪い(粗悪)シリコン成分は毛穴のつまりや毛髪のベタつきの原因にもなります。
良い(良質な)シリコン成分は、髪の毛に適度ななめらかさや手触りを与えてくれます。
巷ではシリコン=悪い成分と思われている方もいるかもしれませんが、全部のシリコンがそのようなことは無く良質なシリコン成分が配合されているシャンプーもあるという事は理解しておきましょう。
カラーやパーマをされると髪のまず髪のキューティクルが剥がれていき、そのキューティクルの内部のたんぱく質成分が流出していきます。
そうなってくると毛髪は乾燥し、その後髪自体の強度が落ちて細くなったり、最悪切れ毛、枝毛の原因となってきます。
なので、髪の乾燥している部分には適度な油分が必要となります。
この適度なというのが特徴ですが、油分を与えすぎてしまうと毛髪はベタつきの原因となり、髪が乾きにくくなったり、髪のベタつきが原因で更に髪の毛を悪化させてしまいますので気をつけましょう。
美容室で販売されているシャンプーや、サロンで行うトリートメントに関しましては、シリコンが入っているものがほとんどです。
ですが大体は良質なシリコン成分が入っているので、これらの成分が髪の毛の擬似(偽物の)キューティクルというものを作ってくれます。
そのおかげで髪の手触りがよくなったり、サラサラ感が実感できるということになります。
最後に
今回は、ラウレス硫酸Naとラウリル硫酸Naに関しましてお話させていただいました。
ほんとーに周りを見てみるとたくさんのシャンプーが巷にはありますよね。
ネットを見ていても、美容師の僕でも全然知らないシャンプーが数多くあって本当にどれを使って良いのか困ってしまいます。
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