頭皮のトラブルについて知っておこう!

こんにちは!
新宿三丁目フリーランス美容師田中です!
季節の変わり目は身体に色んな症状が出やすい時期です。
今回は、気になる頭皮のトラブルについてお話ししていきます。
頭皮がかゆい、痛いなど気になる方は是非この記事を参考にしてみてくださいね。
目次
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
頭皮に炎症や湿疹が生じる病気の1つが脂漏性皮膚炎です。
皮脂には本来、皮膚や髪の毛を保護し、潤す働きがあります。
ところが、皮脂の分泌量が多すぎると吹き出物ができたり(ニキビ)、皮脂にふくまれる脂肪酸が酸化すると臭いを発したり(加齢臭)と、ちょっと厄介な面もあります。
脂漏性皮膚炎の場合は、炎症を起こして地肌が赤くなりかゆみをともないます。
皮膚が荒れてかさつき、細かく剥がれ落ちる状態になることも少なくありません。
頭皮に症状が起こると、フケがたくさん出るようにもなります。
もし、炎症による赤み、かゆみ、皮膚のかさつきをくり返す場合は脂漏性皮膚炎を疑ってみてもいいでしょう。
また、この症状は顔、鼻、こめかみ、耳の裏側が赤くなったり、油っぽい細かい皮脂がこびりついたりしてくることもあります。
そして脂漏性皮脂炎は放置していてもなかなか治りません。
初期症状の場合にただの乾燥肌やフケ症と思って病院に行かずに、放置しているとどんどんひどくなり頭全体がフケだまりになって硬い皮で覆われる場合もあるそうです。
また脂漏性皮膚炎は、頭皮だけではなく頭や首周り、胸部、背中、足の付け根などにも出る症状でして、周囲に油っぽい角質がこびりついて赤い円形の斑が出てくるとこの脂漏性皮膚炎の可能性があります。
これらはいずれも脂漏部位といわれる皮脂の分泌が盛んな部位なので、一度症状が出てくると慢性的な経過をとることが多く、自然に治ることは困難ですので一度皮膚科を受診されることをお勧めします。
脂漏性皮膚炎には、ほかの皮膚炎とは異なる大きな特徴があります。
それは原因が、カビの一種(真菌)だという点です。そのためきちんと治療しないと、慢性化したり、再発したりしやすいので、早めに適切な対策をとることが大切です。
接触皮膚炎(せっしょくひふえん)
接触皮膚炎とは,刺激物またはアレルゲンによって引き起こされる皮膚の急性炎症の事を言います。
皮膚の変化は紅斑から水疱や潰瘍まで様々で、手や手の近くに生じることが多いですが、原因物質に曝露した皮膚表面ならばどこにでも生じます。
カラーやパーマ剤等で荒れやすい方はこの症状が原因かと思われます。
診断には曝露歴と診察所見のほかに場合によっては、パッチテストの結果も用いられます。
治療には止痒薬やコルチコステロイドの外用および原因物に振れない事が必要になります。
ちなみに、原因や種類が何であれ接触皮膚炎ではかゆみと発疹が生じます。
またシャンプーやトリートメントなどの薬液成分が肌に合わない場合、頭皮がかぶれて炎症を生じる接触皮膚炎を発症することがあります。
かぶれを生じた頭皮には痛み、かゆみや発赤、びらんなどの症状が現れ、原因となる薬液の使用を中止すると症状の進行が止まることがほとんどです。
アレルギー性接触皮膚炎では通常、重度のかゆみが生じます。
刺激性接触皮膚炎ではかゆみよりも痛みがよくみられます。
どちらの接触皮膚炎でも、発疹は様々で、軽度の短期的な発赤から、重度の腫れと大きな水疱まであります。
ほとんどの場合、発疹の中に小水疱がみられます。
発疹は物質に触れた部位にのみ生じます。
しかし、発疹は初期には皮膚の薄く敏感な部位に発生し、その後厚い部位や物質とあまり触れていない部位にも生じて発疹が広がったような印象を与えます。
発疹はしばしば、特定の物質への曝露を示唆するパターンで生じます。
例えば、ツタウルシでは皮膚に線状の筋が生じます。
発疹や水疱内の液体に触れても、問題の物質に触れなかった他者や、本人の体の他の部位に接触皮膚炎が広がることはありません。
毛包炎(もうほうえん)
細菌感染によって毛包に炎症が生じる病気です。
皮脂や汚れが溜まりやすい頭皮は毛包炎を発症しやすく、小さなしこりが形成されます。
しこりは毛包の内部に膿が溜まって腫れたもので、痛みや熱感、発赤などの症状を伴います。
また、悪化すると頭皮の深層に膿瘍のうようを形成することもあります。
頭皮神経痛(とうひしんけいつう)
頭皮の痛覚を司る後頭神経や眼窩上神経(がんかじょうしんけい)が何らかの刺激を受けて、その神経支配領域に一致した痛みを引き起こす病気です。
明確な発症メカニズムは解明されていませんが、肩こりや動脈硬化、解剖学的な異常が発症の引き金になると考えられています。
痛みは、ピリピリとした電撃のような性状であり、一日以内で治まることが多いですが、再発を繰り返すのが特徴です。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)
水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した後に、神経節内に潜んでいたウイルスが、体調不良時など免疫力が低下したときに活性化する病気です。
ウイルスが潜んでいる神経の支配領域に一致した電撃痛や水疱を形成し、重症な場合では高熱や意識障害などの全身症状がみられることもあります。
ウイルスが頭皮を支配する神経に潜んでいる場合は、頭皮にこれらの症状が現れ、痛みの原因となることがあります。
特に、頭皮にできものやびらんなどの皮膚病変がある場合、非常に強い痛みで市販薬を服用しても改善しない場合、痛みが繰り返されて日常生活に支障を来たしている場合などはなるべく早めに病院を受診しましょう。
受診に適した診療科は、皮膚病変が前面にある場合には皮膚科、神経による痛みが疑われる場合は脳神経外科や神経内科がおすすめです。
どの診療科を受診すべきか迷った場合は、内科やかかりつけ医で相談するのもよいでしょう。
受診した際には、いつごろから症状が出ているのか、頭皮の痛み以外に現れている症状はあるかなどを詳しくお医者さんに伝えましょう。
頭皮トラブル要因の対処と対策
紫外線の刺激を控える
頭皮は髪が密生しているため、日焼けしにくいと考える方は多いでしょうが、夏場など紫外線が多い日に頭皮を無防備の状態で外出すると頭皮も日焼けをしてしまいますでの、頭皮や髪の紫外線対策グッズやアイテムを使用しましょう。
ナプラという美容メーカーが作った紫外線対策スプレーでして、美容室でも販売している優れもの。
使い心地や香りもオススメです。
また長時間外出する際には帽子を着用しましょう。
夏場は、汗が蒸れてサンバイザーなどの方が好まれることが多いですが、頭皮の日焼け予防には帽子の着用が効果的です。
ちなみに僕が愛用している帽子はこちら
SupremeやStar Leanはデザイン豊富でオススメです。
シャンプーをやりすぎない
頭皮は皮脂の分泌が多いため、汚れや臭いが気になって朝も夜もシャンプーを行い何度もお湯で流したりしがちです。
しかし、過剰な洗浄は頭皮を乾燥させ、炎症を引き起こして痛みの原因となることがあります。
また使用するシャンプー剤も、できるだけこだわって使ってみたほうがいいです。
何のシャンプーを使ったほうがいいのかは使用する人によって変わってきますが、できるだけ使用しないほうがいいシャンプーを説明します。
まず、市販で販売されている洗浄力が高めのシャンプーはできる限り使用を控えたほうがよろしいです。
理由として洗浄力の強いシャンプーは、髪や頭皮に必要とされる油分を落としすぎてしまうのです。
お顔と同じですが、必要以上に脂を取り過ぎてしまうとさらに脂分を出そうとしてしまい、かえって毛穴のつまりやベタつきの原因となってしまいます。
そしてラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naを配合しているシャンプー。
どちらも洗浄力が強い成分なのですが、ラウリル硫酸Naの場合は特に刺激が強い成分なので使用しない方がいいです。(最近ではほとんどのシャンプーがラウレス硫酸Naや他の名称に変わって使用されています)
ラウレス硫酸Naとラウリル硫酸Naに関しましては、また別記事を書きます。
書きましたので是非こちらの記事を参考にしてください。
またシャンプーの洗い方やすすぎ残しも頭皮へのトラブルの元なので、爪ではなく指で頭皮を揉むように洗ったり、シャンプーの流しの時間はシャンプーしていた時間の約2倍の時間をかけて生え際や耳裏、うなじなどしっかりと流す事を心がけましょう。
そして頭皮の乾燥もトラブルの元となりますので、お風呂上りには頭皮の乾燥を防いでくれて保湿効果があるオイルやスキャルプケア用品などを使用するのもおすすめです。
男性にはルベルが出しているこちらがオススメ
僕も使ってます!
ストレスや肩こり、冷え
頭皮は血流が豊富な部位ですので、ストレスや肩こりが悪化すると血管の収縮などによって頭皮への血流が低下し、痛みを引き超こすことがあります。
冷房などによる冷えも、血管収縮や痛みを誘発することがありますので注意が必要です。
頭皮の血流を維持する
ストレスや疲れを溜めないよう十分休息をとり、ストレス解消を行うと共に、肩や首のストレッチ、頭皮マッサージなどを行って血流を改善しましょう。
このグッズ知ってますか?
やってみると以外と気持ちいいいです。
あとお値段に余裕のある方には、こちらの人気美容メーカーReFaが出した頭皮用スパマーサージ機もオススメ!
また、女性の場合はなるべく体を冷やさないように、夏場でもカーディガンなどの羽織るものを職場においておくのもいいですね。
食事療法で改善を心がける
脂っこい食事を続けていると皮脂の分泌量が増え、マラセチア(皮膚炎や外耳炎を引き起こす原因がある皮膚にいる常在菌のひとつ)の増殖を助長することになります。
またビタミンB群(とくにB2、B6)とビタミンCは、皮膚の代謝を改善しダメージの回復を早める働きをしますのでオススメです。
ビタミンB群やビタミンCには、それぞれこちらの食べ物がオススメです。
ビタミンB2を多く含む食品
豚レバー・鶏レバー・牛レバー・うなぎ・牛乳など
ビタミンB6を多く含む食品
かつお・まぐろ・牛レバー・さんま・バナナなど
ビタミンCを多く含む食品
ブロッコリー、キャベツ、赤ピーマン、ゴーヤ(にがうり)、キウイフルーツ、いちご、柿など
最近ではこのような野菜の配送サービスもあるので便利ですね。
いろいろやってみたけど、それでもよくならないときには
日常生活上の対処法を続けても頭皮の痛みが改善しない場合は、治療の必要があるかもしれません。
なるべく早めに症状に合わせた診療科を受診し、適切な検査・治療を受けましょう。
お住まいの皮膚科を検索する
最後に
いかがでしたか?
日本は紫外線が強い時期、乾燥しやすい時期、湿気が多い時期など一年中忙しい国です。
その時々にあった対処を行うことで頭皮への負担を減らす事ができます。
ひどくなる前にまずはしっかりとした知識を勉強すること、そしてその原因となるようなことはできるだけ行わないなどの自己管理が必要となってきますので、その時期や原因にあった商品を試して見てくださいね。
一人で悩まず、まずはいつもの美容師さんまたは近くの皮膚科の先生さんに相談してみましょう。
※僕はいつでもご相談受付中です。
そして適切な食事、適度な運動、お風呂にゆったり入ってリラックスしたり、夜更かしを控えて早めにしっかりと睡眠を取る。
そして何より、ストレスを溜めない事が一番大事かなぁと感じる田中でした。
脂漏性皮膚炎でかゆみや炎症が気になる方は、こちらのシャンプーも是非検討してみてください。
是非、InstagramとTwitterのフォローを宜しくお願いします!
このブログが参考になりましたら、InstagramやTwitterも是非フォローして下さい。
今後も、皆様の疑問を解決できる情報をどんどん配信していきます。
InstagramやTwitterでのコメント大歓迎です!
また月に1,2回LINE@での配信も行っておりますので是非、LINE@の登録も宜しくお願いします。
☆スポンサーリンク☆


最新記事 by 田中 慎一 (全て見る)
- 強髪を1ヶ月で3回施術した結果 - 2021年4月13日
- 薄毛の救世主!ヒト幹細胞配合『強髪プログラム』導入しました - 2021年2月7日
- 酸熱?サイエンスアクア?話題の髪質改善って何? - 2020年9月24日