美容師が正しいシャンプーの仕方を教えます

目次
正しいシャンプーのやり方とは??
日本人の方ならほとんどの方が毎日するシャンプー。
ちなみにヨーロッパやアメリカなど海外の方は2日や3日に1回だとか!!
日本人は相当きれい好きなのがわかりますね。
今回はシャンプーの正しいシャンプーのやり方をお伝えしたいと思います。
ちなみにシャンプーの正しいやり方を覚えるだけでお肌のリフトアップにも効果があるんです。
ではみなさん一緒にお勉強しましょう。
そもそもシャンプーを行う目的とは?
なんでシャンプーってするんでしょうか?
それは
頭皮の状態を健やかに保つ事です。
人は自然と体の外にいらないものを出そうとする力をもっております。
頭皮ももちろん一緒で頭皮の毛穴から入らない油や古くなった角質を落とそうとします。
その油や角質を落とさないとどうなるか?
まず頭皮全体がベタベタします。
そして毛穴に油が詰まります。
油が詰まると健康な髪の毛を生やす力が半減してしまいます。
つまり髪の毛の伸びる速度が遅くなります。
また古くなった角質を落とさないとフケになります。
シャンプーは髪の毛についている汗、油、スタイリング剤、ホコリなどを洗う事はもちろんですが、本当の主な目的は頭皮の毛穴に詰まっている皮脂や油分、汗、古くなった角質を落とす事という事を覚えておいてください。
では実際に何をすればいいのかをこれからご説明させていただきます。
まずシャンプーをする前にする事
女性で髪の長い方は軽く毛先をブラッシング、またはクシで毛先からコーミング(梳かす事)しましょう。
このコーミングをする事によりこれから髪の毛にお湯で蒸らしていく際の髪の摩擦を軽減します。
ブラッシングを行わないと髪の表面のキューティクル同士が絡み合っている状態ですので、お湯で髪の毛を濡らした途端、髪の毛がひっかかりますのでキューティクルを痛める原因になります。
そうなるとキューティクルの中のコルテックス(タンパク質)の中に含まれる水分、油分、メラニン色素などが流出いたしますので髪の毛がパサパサになる原因になります。
お湯で流す前にはまずブラッシングしましょう。
またお湯で髪の毛を濡らす際の適温は夏場で37℃、冬場は40℃前後くらいが目安です。
この温度で髪の毛だけでなく頭皮をしっかりと濡らしていきます。
約2分〜3分はしっかりと髪の毛と頭皮を濡らして(湯洗と言います)あげてくださいね。
ではシャンプー剤を手に取りましょう
まずプッシュ式のシャンプーならワンプッシュで大丈夫です。
ロングの方はツープッシュ、男性なら半プッシュが目安です。
手にシャンプー剤を出したら軽く手で泡立てて下さい。
そして髪の毛ではなく頭皮にシャンプー剤をつけて下さい。
頭皮にしっかりシャンプー剤をつけて泡立ててあげます。
この際絶対にしてはいけない事は爪を立てて洗う事です。
*付け爪やスカルプネイルをされている方はシャンプーブラシを使う事をオススメします。
指の腹を使って洗います。
そして激しくこするのではなく頭皮を揉むように洗います。
揉み洗いが大切です。
頭皮を優しく揉み洗いましょう。
生え際、耳の裏やネープなどはしっかりと洗ってください。
特に男性の方は耳の裏をしっかり洗わないと加齢臭の原因にもなりますので匂いが気になる方、匂いたくない方はしっかりと耳の裏を洗いましょうね。
夏場は二回、冬場は一回のシャンプーが目安です。
洗いすぎにも気を付けてくださいね。
すすぎのやり方
すすぎの際にも気を付けます。
お湯がしっかりと頭皮に当たっている事を確認しながら流していきます。
この流す時間の目安ですが、これも約2、3分ほどかけてしっかりと流していきます。
シャンプーの際に洗った生え際、ネープ、耳の裏は特に流し残しやすい場所なのでしっかりと意識しながら流して下さい。
トリートメントのやり方
トリートメントをつける際はまず髪の毛の水分を取ります。
軽く手で髪の毛を絞ってあげましょう。
トリートメントを付けていく順番は毛先から中間根元付近です。
間違っていきなり頭皮にべったりつけるのは止めましょう。
毛穴の詰まりの原因になります。
リンス、コンディショナーも同様です。
リンス、コンディショナー、トリートメントの違い
リンスとコンディショナーは名前が違うだけでほとんど効果は一緒です、キューティクルのみ作用します。
主に手触りをよくしたい際に使用します。
トリートメントは髪の内部(コルテックス)までしっかりと水分、油分、栄養分を補いますので手触りやまとまり感がリンスなどに比べると歴然の違いです。
髪の毛の広がり、枝毛、ダメーシ、パサつきなどが気になる方はトリートメントを毎日する事をオススメします。
トリートメントを毛先から中間、根元付近の順番で付けたら軽く髪の毛を両方の手の平で髪の毛を挟み、中間から毛先に向かって舐めします。
その後、髪の毛を軽く手でねじってみてください。
トリートメント成分が髪の内部までしっかりと入り込んでいきます。
トリートメントは約3分〜5分ほどお時間を放置してください。
*ただし!!長くトリートメントをおいたからといっても効果は変わりません。
そのあと流していくのですが、シャンプーとは違い流しすぎに気を付けて下さい。
トリートメントは少し滑り感が残っているくらいがベストです。
流す時間に目安は約30秒〜1分くらいです。
ドライヤーの乾かし方
さぁ、髪の毛を乾かしましょう!
でもちょっと待って下さい!
女性なら洗い流さないトリートメントを髪の毛に、男性なら頭皮にスキャルプ(育毛、発毛)系のスプレーなどをつけるのをお忘れなく。
エルジューダは香りもよく人気なのでオススメです。
最近は薄毛を気にされている女性の方もスキャルプスプレーを付けられたり、男性の方も洗い流さないトリートメントを付けられる方も増えてきました。
だいたい付ける量はオイル系、クリーム系でワンプッシュ目安で中間から毛先中心で付けてあげます。
そのあとドライヤーで乾かすのですが、まずは一番乾きにくい後頭部の頭皮を乾かしていきます。
ここの部分をしっかりと乾かすことにより寝癖が付きにくいので翌日の朝のスタイリング時に差が出てきます。
そのあとは生え際、トップ、サイド、ネープといった順番でまんべんなく乾かします
決して髪の毛先を乾かすのでは無く、頭皮を乾かすようにしてください。
頭皮をしっかりと乾かす事により頭皮の雑菌の繁殖を防ぎます。
なんでも濡れている頭皮や髪の状態で寝てしまうと、水分を含んだ枕はなんとトイレの雑巾並みの雑菌が繁殖するそうです!
恐ろしいですよね、、、
なので特に枕に触れやすい後頭部はしっかりと乾かしましょう。
男性の方で髪が短い方もしっかりとドライヤーを使いましょう。
濡れている状態で寝ると男性の方は特に頭皮の匂いがきつくなります。
常に清潔で無臭の頭皮がベストですよね。
*髪を早く乾かす裏技テクニック*
髪の毛がロングの方はバスタオルでしっかりと髪の水分を取ってあげてください。そのあとバスタオルで髪の毛を包み込んでください。その間にスキンケアをしてあげても大丈夫ですし、次の日の身支度をしてバスタオルに髪の水分を吸わせます。約10分ほどその状態で過ごしてからドライヤーを当てていきます。こうするとドライヤーをかける時間が短縮になり電気代も浮きますね。
*使用するドライヤーも出来たらいいものを*
最近のドライヤーはかなりいいものが家電量販店や楽天などでも売られております。
ワット数が1200W以上のものがオススメです!
W数が高いほど乾かす力が強い証拠。大体の美容室では1400W以上のサロン専用ドライヤーを使用してますので一般的なドライヤーに比べると早く乾きます。
サロンシャンプーと市販のシャンプーの違い
最後にサロンで販売しているシャンプーとコンビニなどで売られているシャンプーの違いを説明したいと思います。
まず市販のシャンプーのメリットとしては何と言ってもコスパの安さとどこでも(コンビニなど)買える事くらいでは無いでしょうか?
ただしデメリットもあります!
しかもいっぱい!!
それは
洗浄力が強い為髪の毛の必要な油分、栄養分までもシャンプーと同時に洗い流します。
市販のシャンプー剤は洗浄力(汚れを落とす力)がサロンのものに比べるとものすごく強いです。
その差なんと
3倍!!
市販のシャンプー剤はボディソープと同じくらいの洗浄力と思っていただいた方がよろしいです。
だから
痛む!
カラーの持ちが悪い!
パーマが取れる!
サロントリートメントの持ちが悪い!
クセ毛が出やすくなる!
髪の毛が広がる!
などの現象が起きてしまいます。
びっくりですよね!
なのでこの事をご存じの方は絶対に市販の物は使わないと思います。
ではサロンのシャンプーはどうなのか?
まずメリットは何と言っても洗い上がりの髪の質感です。
サロンのシャンプーは髪の毛に必要な成分が何種類も入っております。
この栄養成分が髪の中の水分、油分、栄養分を補いながら、物によっては補修しながら洗っていきます。
また洗っている時の泡が全然違いますので髪を優しく洗い上げます。
カラーやパーマ、縮毛矯正を行っている方は是非オススメですね。
カラーの色持ち、パーマの持ち、縮毛矯正のまとまり感が1ヶ月後や2、3ヶ月後と日にちが経ってくるに連れて絶対に実感してもらえます。
こんなにいい事だらけのサロン専売品シャンプーですが一つだけデメリットが、、、
そう
値段!
市販のものに比べると5〜10倍(メーカーによります)というほど価格が高いのがデメリット。
そしてもったい無いからといって、実際はほんの少量しか使用しないので、本当のシャンプーの力を実感出来ないでいるのが現実、、、
ああぁぁぁぁ、、、
ジーザス、、、
でも最近はサロンでもお手軽に買えるシャンプーも増えてきました。
シャンプーは使用量をケチらずしっかりつけましょう、ただし出し過ぎもダメですよ。
美しくなるため、可愛くなるため、かっこよくなるために多少のお金(投資)を気にしては素敵な大人になれません。
まとめ
今までサロンシャンプーなんて使った事なんて無いという方は是非使ってください!
今まで使っていたシャンプーとの違いをすぐ実感いただけるのがサロンシャンプーです。
もちろん男性も使って下さい。
最近では白髪を抑制するシャンプーなども販売されてきました。
考えてみてください、
一流芸能人やトップモデルさんのような綺麗な方がコンビニのシャンプーを使うと思いますか?
絶っ対に使いませんよーー!!!
*ちなみに某有名なシャンプーCMは広告費(TV、雑誌、モデルさんのギャラなど)に何百億円と使っているそうですよ。(実話)
サロンシャンプーはその広告費を極力かけていないので、お金を開発費用など良い方向に費やせる為に素晴らしいシャンプーができるという訳ですね。
一流芸能人、モデルさんのような髪になりたい方は絶対にサロン専売シャンプーを使って下さい。
使わないと本当に髪の毛がまずい事になりますよ。
あとは美容室で集中的に行うサロントリートメント(内部補修をしっかり行うタイプのもの)や枝毛など毛先のダメージを切るマメなカットが大事になりますので是非参考にして下さい。
素敵な綺麗な髪の毛になれることをお手伝いさせていただきます。
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